ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編アニメーション映画第33作目であり、ディズニー映画史上初めて実在の人物を扱ったという衝撃作
興行収入的には良い成績をあげられなかったものの、アカデミー賞歌曲賞、作曲賞ダブル受賞するという快挙を成し遂げて改めてディズニー音楽の素晴らしさを証明したと思える作品だが、肝心の映画本編は賛否両論を呼んだ
ディズニー・ルネサンス期のディズニープリンセスの中でも一際強い女性としての側面が描かれており、30年前という時点でフェミニズムをディズニーが描けていた事には驚かされた。ジョン・スミスとポカポンタスの身分も文化も住むところも全く違う2人の哀しい恋物語としては悲劇的ながらも情緒的に上手く描写できていたと思う
映像面ではかなり美しく出来ており、『リトル・マーメイド』よりも水の表現が美しく描かれているのに加えて『モアナと伝説の海』ではあまり見られない霧の描写が鮮やかに描かれていた
