雨丘もびり

ポカホンタスの雨丘もびりのレビュー・感想・評価

ポカホンタス(1995年製作の映画)
3.5
絵がほんと美しい!イギリス側が古典Disney絵、ポウハタン側が原住民の壁画っぽいタッチの絵に思えたけど、その描き分けが違和感なく共存してて圧巻。劇場で観たときより、歳を重ねた今の方が見入っちゃいました。史上最高のお説教ソングColors of the windが沁みること沁みること...スズカケの樹はどこまで伸びる?伐ってしまったら永遠にわからない。
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ただ日本語字幕の語感が...うーん、私はいただけない。
全体的に語彙を省いたり意訳が過ぎたりしてて、ちょっと私にはイヤでした。
反対に吹替は違和感なく聞けたけど、歌のシーンはかなり...日本語にむりやり置き換えました感が苦しい。
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Storyはまぁご都合主義というかStop the war with 性欲ってゆう(言い方💦)。クライマックスがいまひとつ盛り上がらん。ポカ親友ちゃん可哀想。
ココアムも可哀想。別に親が決めた許嫁ってだけでツマラン男くだらん男って決めつけるのひどくない?彼は何も悪くないじゃん。それこそバッサリ斬っちゃったら何もわからない。
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ともかく、ジョン・スミス(実在)のオレ様モテモテ語りを真に受けて造った超絶ウソまみれプロパガンダ物語ですので、"フィクション"として嗜む用の映像作品ですよね。その意味で充分楽しめる。
実際はもっと複雑で悲惨・・・だったようですが真実は闇の中。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B9