家族ってなんなのさ。
ある人物の自殺をきっかけに人々の思いが交錯する。見栄と欲に皮肉とユーモアが混じったとってもアルトマンらしい一本。
始まりからアルトマン的な音が流れ、流れるようなカメラワークにワクワクした。
ただ、事件が起こるまでは少し持て余していたのも事実。始めは「今回はハマらないのかなぁ〜」なんて思っていたのだけど、どんどん彼らしい苦々しさでいっぱいになっていって「やっぱり好き♡」って思いながら観ていた。
家庭内のイザコザに南部や人種差別など、サラッとライトなサスペンス劇の様でニンマリ笑いながら仕掛けてくるのが本当にニクい!
今ならNetflixでアルトマンのドキュメンタリーが配信されているから、彼の作品を後5本くらい観たら再見しようかななんて思っている。
「アイツじゃないに決まってんだろ?だって釣り仲間なんだぜ!」って繰り返すのがいい!
ジュリアン・ムーアの不気味さ、リヴ・タイラーの可愛さは異常。