ノテ子

8月のメモワールのノテ子のレビュー・感想・評価

8月のメモワール(1995年製作の映画)
4.5
原題が"THE WAR"なだけあって、"戦争"がいかに人々を傷つけるか無意味であるかを訴えている。小さな子供たちのケンカを戦争に例えていて、子供でも戦争が嫌なものであることが理解できる。

「平和や安全は戦いではなく愛がもたらす。」「戦争の途中で人々は本来の目的を忘れてしまう。」
夏の間に双子の兄妹が父から学んだことは、全人類に投げかけるべきことだと思った。

父を亡くした時の悲しさ、怒りをイライジャはとても上手に演じていた!
戦闘シーンはほんの少しなのに、"反戦"がテーマだと伝わってくる作品は貴重だと思った。

印象的なセリフがもうひとつ。
「人生は織物と同じ。学んだことが色となり柄となって完成する。」
(当時の映画感想ノートより)

これはこの年(当時2007年)に観た映画で自分のランキングを付けてる中で、1位にしたくらい感動した作品。
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