あかちゃ

戦争と青春のあかちゃのネタバレレビュー・内容・結末

戦争と青春(1991年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

平成初期、1人の女子高校生が宿題で出された「戦争についてのレポート」に基づいて、話が構成されている。

当時の写真や映像も使用されていて生々しく、東京大空襲の悲劇を学べた。

咲子さん、家ではお母さん代わりに家事をして弟の面倒を見て、愛する人に出逢えたと思ったら逃亡後出会うことも無く、子供まで失い、主人公の「どうして咲子さんばかり…」という言葉に心が傷んだ。
天国で風見さんと共に、蛍子さんを見守って欲しい、。

咲子さんと蛍子さんが会えなかったタイミングも絶妙で悲しかった。
蛍子さんが拾われて生きていただけでも良かった、感動もの。

戦時中、赤紙が来たら戦地へ、それ以外(逃亡者)は刑務所という残酷な選択しかないのがとても辛い。

街の描写やスイカに塩をかけたり、昭和の名残を感じた。恐らく、お母さんが子供だった頃の時代だが、お父さんお母さんより上の人達は戦争経験者と考えると、まだまだ戦争からの月日は浅いと感じた。

私からするとおじいちゃんおばあちゃんだが、その世代の人たちが頑張ってくれたから今の私たちがいると考えると頭が下がらない。
今のうちに話を聞いて、自分の耳で歴史を学んでおくべきだと改めて思った。
あかちゃ

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