まりかんぬ

ハウルの動く城のまりかんぬのネタバレレビュー・内容・結末

ハウルの動く城(2004年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

小学生の頃、映画館でみた時は
ソフィーの見た目が変わりまくることに ついていけず、ハウルはなぜ湯婆婆のような烏になるのか、結局ソフィーの呪いは解けたのか、など意味不明でよくわからなかったのだが、今改めて見ても難しかった…

調べてみて、裏設定(ソフィーの内面の自信のなさがでると老婆にみえることなど)を知り、ようやく理解できたような気がする

ヒロインがお婆さん(に見える)というのはなんとなく大衆ウケが悪いし
その分ハウルがイケメンなんだろうけど、意気地なしだし、結局見た目(と声優)しかいいとこないやん! と思っていた小学生の自分、割と的を得ているなと思う 笑笑
今なら、ハウルが女性ウケのするダメ男だとわかるのだが…

ソフィーは自信がない子だが、
呪いをかけられた次の日には、家を出てお婆さんとして生きていこうとする
若い女の子ならショックだし、泣き通しで家から出られないと思うが……適応力がすごい

それほどまで元の容姿に自信がないのか?
老婆になるとポジティブになるのか?
それとも呪いをかけられたらひっそり家を出る、というのがこの世界での暗黙のルールなんだろうか?

また、街でハウルに絡まれたから呪いをかけられた(ように見えた)のに
ハウルを恨むどころか好きになって、献身的に世話をしているのもすごい
タイムパラドックス的に好きになるのは必然だから、そこはツッコんでもしょうがないけれど 汗

人や自分の見た目ばかり気にしていたハウルに
「私なんか美しかったことなんて一度もないわ」
と言うソフィーが、言葉に反して
とっても美しい女性に見えました。
強い人ですね。

そういえば、呪いはいつ解けたんだろう?


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ここからは、あくまで個人的な意見

ジブリは好きだし、欧州の美しい風景を描いた作画や音楽はとっても素敵なのだが
ここ最近の作品は、裏設定を理解しないとストーリーを楽しめないものが多いように感じる

トトロやラピュタ、カリオストロの城などは、映画単体でも、小学生であっても、楽しめていたのでなんだかなーと思ってしまう

裏設定は好きだけど、それを知ればさらに楽しめるという付加的なものであって
それが無ければストーリーの理解は難しい、というのは違うのでは?

まあ歯応えのある作品も面白いんだけどね
まりかんぬ

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