おおつか

ハウルの動く城のおおつかのレビュー・感想・評価

ハウルの動く城(2004年製作の映画)
5.0
大人になってはじめてちゃんと観た。
子供の時は気づかなかった演出がいっぱい。
映画の文法とアニメーションの表現の良いところどり。

カフカ『変身』であり、フィッツジェラルド『ベンジャミンバトンの数奇な人生』。罪深い男を愛で救うソフィーといえば『罪と罰』のソーニャも思い浮かぶ。母親に疎まれるあまり、カルシファーのいるかまどの掃除婦をさせられることになるソフィーの『シンデレラ(灰かぶり姫)』ストーリーでもある。(描かれていないけれど、ソフィーが母親から疎まれている理由はおそらくソフィーが魔女の素質を持っていたからだろうか。)

荒地の魔女こそがハウルの母親ポジ。サリマンはただのやばいやつ。

日本語がなかったので英語吹き替えでみたけど、吹替もかなりいい感じ。
ハウル役はクリスチャンベールだったのと、荒地の魔女がローレン・バコールだった。
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