…実は、本作だけ未見でした…。
…工藤静香さんの旦那に対するさもしいルサンチマンで、今まで忌避しておりました…。
(ちなみに原作も未読)
このタイミングで初めて鑑賞して感じたのは…
「ラピュタ」が少年漫画なら、これは“優れた”少女漫画だなー、と。
魔法の存在する中近世ヨーロッパ風ファンタジー世界で、自己評価の低い(でも素材は良い)マジメ主人公が、嬉しくないマッチョのナンパから、非現実的イケメン王子様に助けられる…
声をあててる工藤夫君のイメージも相俟って、この序盤の直球ぶりには正直笑っちゃいました。w
(ちなみに10代ソフィーの声問題…は、途中から一応、慣れました)
ただ、話が進むにつれ見せるハウルの「人間的な欠点・弱さ」の描写が、多少あざとさ感じつつも悔しいかな良く出来ていて、2人の仲を見ていてそこまで鼻につく事はありませんでした。
荒地の魔女が中盤から“脅威”でなくなり、老いの呪いは何故か後半都合良く解けてて「話の目的」でなくなってしまったのは、恋愛よりは呪いに食いついていた身としては些か残念でしたが。