メメントモリ
おふざけとブラックな展開がぽんぽん続き、軽く笑いながら油断していたら、驚きのオチ。これは一体?
三隅研次監督、野坂昭如原作、藤本義一脚本、宮川一夫撮影、勝新太郎主演。昔の邦画のパワーってホントすごい。
大阪万博を2年後に控えた1968年の大阪に、デスマスクを作る男(勝新太郎)がいた。男は心から死者に敬意を払っていたので、利益最優先の葬儀社を疎ましく思っていた。心のこもった葬儀をする会社を自分で設立することにした。男の企業理念に賛同して仲間が集まり、人の心に寄り添った新しい葬儀会社は、人びとから支持された。企業名は、国際葬儀研究所、略して「国葬」。
1968年、日本が上り調子になって浮かれていた頃、ちゃんと叱る大人たちがいたんだなと思った。
でも、カオスです。藤本義一氏の師である川島雄三監督をエンディングにモチーフにしたと言われています。
勝新ってこんなにキュートだったんだ。
クセのある伊藤雄之助さんが気に入りました。
コメディアンの藤村有弘さん、顔も声も知っていたけど名前を初めて知りました。