やっとの秋の気配 今年は酷暑だったが
2019年 夏 コロナ前の神保町シアター
“にっぽんのアツい男たち”と銘打った
昭和が燃えたぎった 企画も熱かった！
一度はスクリーンで…の念願叶い
野坂昭如×三隅研次×勝新太郎 ってな
どう切り取っても 異色な名画の鑑賞
元祖”おくりびと“ ”新興宗教“の走り
そして ”オンライン“なる葬儀の予見
つくづく 野坂昭如の先見に感嘆する
笑いとホラーと 狂気のＳＦじみたラスト
カオスな世界観を 宮川一夫のカメラが見事に調和させてる
時は万博目前 活気めいた大阪の浮き足の最中
じっと死者への弔いを追求する男
奇想天外の発想と 粉骨砕身の行動力で
空回った果てに見た この世の終わり…
うーん 心臓の後ろに ジワりと汗をかく
晴れやかじゃないが 嫌な気分でもない
新しい人間が 手頃な古さを求めて 規則正しく歩く街
それも全て 泡沫の幻のようで ゆったり黄昏たっけな
