トニー・スコット監督、ダニエル・ミンデル撮影。
ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピットの2大スターで話題になった作品であるが、ロバート・レッドフォードの語りにより映画が進行する古典的な映画の構成となっており、CIAの会議室での会話劇が主体となっているところは、トニー・スコットの映画を語る上でも重要な点である。
ロバート・レッドフォードが周囲の表情や書類に目をやりながら、涼しい顔で困難を乗り越えていくのは、後のデヴィッド・ロウリー監督「さらば愛しきアウトロー」へと受け継がれていき、会話劇が巧みな監督によるなせる業とも言える。