ハリ

スパイ・ゲームのハリのネタバレレビュー・内容・結末

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

中国刑務所からある人物を脱獄させようとしたCIA捜査官のビショップが捉えられてしまう。CIA上層部ではビショップを見捨てようとするがただ1人、元上司のミュアーだけが救出するための方法を画策する。

派手なアクションは無く、スパイ物らしく心理戦や情報戦が繰り広げられる。
師弟関係であったビショップとミュアー。過去の任務で仲違いを起こし決裂した2人だがしっかり信頼関係が築かれていた事が良く分かる。過去に「勝手な個人技を行った場合は助けない」と言い放ったミュアーが自身のネットワークや資金を全て使ってまでビショップを助けようと奮闘する。

ビショップからの誕生日プレゼントであるスキットルが彼らを繋いだ絆となったのだろうか。スキットルの入手経路を聞いた際のディナーアウト作戦の言葉がそのままビショップを助け出す為のミュアーが名付けたCIA上層部を撹乱するための作戦名だというのが痺れた。そしてその作戦名を聞いたビショップがミュアーが助けてくれたという事実に気付き号泣するラストシーンは最高だった。
個人的評価:良作
ハリ

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