非常に難しいですが、緊迫感があり面白い映画でした
スパイ映画なのにオフィスでの行動のシーンがほとんどで、それでいて退屈せず面白いってすごいですよね
この映画を初めて見たのはたぶん18歳の時かな
自衛隊の同期と一緒にランニングしてた時に教えてもらった映画でした
休暇中に見てみたら難しくて眠くなったのですが、今回は面白いと思うことができました(眠くはなった)
ソーシャルエンジニアリングという言葉があります
コンピュータウィルスなどではなく、対人の行動で情報を搾取することです
本作はロバートレッドフォードはこれの達人でしたね
あたかも知っているかのように会話し、情報を得る
環境の一端から情報を拾う
長年のスパイ生活で習得した技が光っていました
CIAなのでアメリカ国家の危険を防ぐためのお仕事をしているのでしょうが、日々重大でスピードを求められる決断の連続なのでしょうね
そのような中に身を置くと、目的のためには犠牲も厭わなくなる
というか天秤にかけるスピードが速くなるのだと思います
そして犠牲に心を持ってかれれば目的を失う
人は環境に慣れてしまうのだ
人をコマのように扱い勝利する
劇中ブラピはゲームをしてると批判してましたね
スパイ映画としての緊張感を持ちながら、公益とそれを保持するために害される個人の権利、失われる人間性など大きなテーマもはらんでいた気がします
ロバートレッドフォードが渋くてスマートです
ブラピが若い
でも私は本作のブラピよりもファイトクラブやワンアポハリウッドの時の少しダーティ気味なブラピが好みですね