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トーチソング・トリロジーのfuuuujiiiitaaaaのレビュー・感想・評価

トーチソング・トリロジー(1988年製作の映画)
5.0
数十年ぶりに再見。初公開時の頃の日本のメディアでは、ヘイトクライムという言葉はほとんど使用されていなかった筈です。
こんなにいろんな題材がつめこまれていたとは。

ハーヴェイ・ファイアスタインの名戯曲の台詞ひとつひとつに対し、アン・バンクロフトが渾身の名演技で応えているのがとにかく素晴らしかったです。
やりすぎは「enough」だとばかりに、ブロードウェイ上演時はかなりドタバタしていただろうコミカルな部分も、必要以上にコント劇っぽくしていないし、
感動レベルの針がレッドゾーンに振れる寸前で、ウェットにならないようヒラリと身をかわすみたいなラストにもグッときました。

最初はもっさりした印象のエド役のブライアン・カーウィン(80年代ザッパバンドのボビー・マーティンとか、80年代の変にスポーティーだった頃のボブ・ウィアーみたいな雰囲気)最後までもっさりしていました。