アダモ

刑事物語2 りんごの詩のアダモのネタバレレビュー・内容・結末

刑事物語2 りんごの詩(1983年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

涙こらえ選手権。
涙を耐えろ、俺!

「たけーーっしぃ!」

やっべー。
泣くわ。コレは。
予選落ちだべ。

子は親を選べない。

親は子を無条件で愛す?

ノーノーノー。
子は親を無条件で頼り、愛し尽くす!

ハンガーヌンチャクやら螳螂拳やら武田鉄矢の巨顔やらピッチピチな半ズボンやら…!
昭和の魅力たっぷりな見どころありまくる本作だが。

やっぱさ、忘れられない。
ラスト。
母と子の悲しい別れ。

我が職務を全うする事だけが人生か?
子と親を引き離してまで俺は刑事であることに執着しているのか?

タケシ!
強くなれ!今すぐ強くなれ!

(そして、もっともっと俺も強くあれ!)

タケシを殴りつける片山刑事。
タケシを投げ飛ばす片山刑事。

泣き言一つ言わず孤児院に入所するタケシ。
孤児院を背に泣きじゃくる片山刑事。

わりぃ、俺にできることはここまでったい…。
タケシ、オマエはホント強くなった。

やるせなすぎる転勤ロマンス特急。

片山刑事ドラマの頂点にして最高な一作。

観てないなら観ろ!
今すぐ観ろ!

日本映画界の片隅にひっそりと咲く武田鉄矢というクリエイター。
ボクはかたときも忘れない(嘘)。
アダモ

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