明石です

小さな目撃者の明石ですのレビュー・感想・評価

小さな目撃者(1970年製作の映画)
3.5
嘘をついて大人をからかうことが趣味のオオカミ少年が、大統領暗殺の唯一の目撃者となってしまう話。天才子役のマーク・レスターが主演。レスターのお姉さん役に私の大好きなスーザン・ジョージ姫。キャストが神がかっている70年代イギリスのサスペンス映画。

序盤はコミカルな効果音や三文スパイ映画みたいな安いBGM、あと妙に間延びした役者さんの演技によりコメディ感が出てますが、中盤以降(暗殺者に狙われはじめてから)はかなりシリアス。誰にも信じてもらえない!と焦ってるうちに暗殺の対象になってしまうオオカミ少年と、口止めのため殺されていく周囲の人たち。わりと手に汗握るようなストーリーでした。

スーザン・ジョージのヒステリック気味な演技が映えてる。どんな映画でも真剣な彼女にはやはり脱帽。しかし今作のスーザン、、ちょっぴり太ってますね笑。顎下の肉が明らかに存在感増してる。もちろんそれはそれで可愛いけど、この人はスキニーな方が綺麗。

序盤で事件が起こり中盤で人が何人か殺される血生臭い展開を経て、ラストはカーチェイスの末に犯人が懲らしめられて大団円、意外にもオールドファッションなサスペンス映画でした。目新しさはあまりないけどつまらないことは決してない、そういう映画。
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