あつぼう

シンデレラマンのあつぼうのレビュー・感想・評価

シンデレラマン(2005年製作の映画)
4.0
この映画ってメインテーマが家族愛なんでボクシングが苦手な人が観ても面白いと思います。
スポーツをしてる人なら分かると思うけど、一度現役を退いてしまうと体は凄いスピードで衰えていきます。主人公のジムはさらにボクシングでは致命傷ともいえる拳を痛めて強制的に引退させられました。こういう場合ってボクシングに対する情熱も冷めてしまいそうです。引退させられて落ち込む彼を支えた妻の存在って大きいです。レニー・ゼルウィガーが演じてるけどやっぱりムチャクチャ巧いです。顔の表情だけで感情を伝える事の出来る数少ない女優さんです。

ジムは愛する家族のためにもう一度リングにたつ決意をします。
ここからの彼の活躍がまさしくシンデレラストーリーなんでシンデレラマンと名づけられました。またまたハリウッドが都合のいいように解釈して映画化したって思う人がいてるやろうけど、これは正真正銘の実話なんです。愛する家族を守りたいって気持ちが彼をここまで奮い立たせたんでしょうね。

舞台がアメリカの大恐慌時代で食べる物や電気までもが手に入りにくかったんですね。お金を出せば何でも手に入るけど仕事がないのでお金などなく、セントラルパークには浮浪者があふれ今日を生きる事しか考えれない人がたくさんいたんのが衝撃でした。仕事をしたくても仕事がないのならどうしようもないです。

ボクシングシーンも迫力があって面白かったです。
ラッセル・クロウもかなりのトレーニングをしたんやろうなって思わせる動きでした。
あつぼう

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