世界大恐慌時代のアメリカ、庶民がみな意気消沈する中を昨年まで同じ配給の列に並んでいた無名のボクサーが再び世界チャンピオンの座を狙おうとしていた。その無謀な挑戦と自分達と同じ境遇から這い上がろうとする姿に人々は熱狂し歓喜するのだった。
どうしても所々『グラディエーター』と重なって見えてしまうけれど、そこさえ抑えれば『ロッキー』以外にも良いボクシング映画ってあるんだな(´-ω-`)
戦後の力道山もこんな感じだったのかなぁ。戦勝国のレスラー相手に挑む様をみんなが固唾を飲んでラジオにかじりつく。今の日本には“ヒーロー”が必要だ。