このレビューはネタバレを含みます
いつか見ようと思って数年。
もっと早く見ておけばよかった・・!!!
骨太の物凄くいい映画。
真実を明らかにするよりも、誰か一人を犯人にして解決したことにする方が優先されて。
警察は何のためにいるのか。無能としか思えない。
皮肉にも唯一無罪と信じていた人が判決文を書くことになるなんて。
裁判官役の萩原聖人の鬼気迫る演技が凄くいい。
絶望しながらも自分が正しいと思ったことをひたすらやり続ける彼の姿に胸が熱くなった。
人を裁くということは自分も裁かれるということ、本当にそうだと思う。
一人の人間の人生を左右することなのだから、それ相応の覚悟を持たないといけない。
日本の司法制度とか死刑制度について考えさせられる。
簡単には変えられないからこそ、沢山の人にこの映画を見てほしい。