犯罪心理学の勉強中、こちらは冤罪事件の映画ですが寄り道として鑑賞しました。
権力が正義なんて世界馬鹿馬鹿しい。
取り調べの拷問が酷すぎる。
新井さんの拘禁症状の演技がリアルすぎて
観ているのが辛くなりました。
48年間普通の生活が出来ず、薄暗い部屋で、いつ死刑になるか足音に怯える悲惨さを考えただけでどんなに苦しかっただろうと 胸が締め付けられる思いになる。
この映画は2010年に作成されていて、最後までは書かれてないのですが、
ドキュメンタリーで出た袴田厳さんは、出所後も精神がやられて痴呆も出ているのが、歳のせいもきっとあるだろうけど。この48年間がなかったらどんな生活だったのか、こんな風にならなかったのかもしれない。
熊本典道という男性
「事件は無罪であるとの確証を得ていたが、裁判長の反対で死刑判決を書かざるを得なかった」「自分が死刑にした」と思い
裁判官を退官後もコツコツと事件の証拠を集めたり、闘義がまかり通らない国家と対峙して、一個人が敵うのか?って思いました。苦しいけどかっこいい…
人が人を裁くことは怖いし
最後まで闘った人達にエールを
そしてこれから変わりますように。
老若男女みんなに見て欲しい