「袴田事件」について、聞いたことはあるけど内容はほとんど知らない状況だったので、映画を見つつ軽く調べてみた。
1966年…今から54年も前に起きた凄惨な事件。
映画が作られたのは2010年、
釈放されたのが2014年なので事の顛末までは描かれていない。
映像はいかにも昭和っぽく作られていて雰囲気がある。
当時の警察なら、本当にこんな暴力や恫喝、証拠の捏造などもあったのだろう。
ただ、釈放されたから確実に冤罪、とは自分は思えない。
当時の捜査力を鑑みても、ここまで捜査して真犯人の手がかりすら得られていないというのは合点がいかない。
状況証拠がたくさんあるにも関わらず。
実話ベースの映画は好きなのだが、
この映画も見応えがあった。
ただ、まだ拘留中だった為か、終わり方がモヤっとしていた部分が残念。