袴田事件を基にした映画。
5年程前に(同じ題名のボクシングの映画の方を借りようと思って間違えて)偶然手に取って借りて観たのがきっかけ。その当時はまだ袴田さんは釈放されておらず何より事件のことすら知ら…
今よりもっと捜査内容が封鎖的だった40年前。
一人の男が確実な物的証拠、状況証拠すらない中「死刑」の判決を受けた。
そして物語は熊本典道氏という実際彼の裁判を受け持った判事の男性の視点か…
狭山事件と似たようなものを感じる。今の警察はどうかは知らないが、当時の警察は明らかに犯罪者と変わらないことをしてるとしか思えない。無実の人に冤罪をかけ、死刑宣告をし、人の精神を狂わせる。同時に無実を…
>>続きを読む袴田事件を題材にした作品。
萩原聖人が確証得られぬまま判決を下さざるをえなかった裁判官の苦悩を、新井浩文が冤罪の被告という屈辱的な運命に悲嘆する姿を、それぞれ見事に演じきっている。何ゆえ本作がもっと…
日本の司法の在り方を考えさせる映画。不完全な人間が作る不完全な法律。そしてそれによって生まれる冤罪。冤罪というものがある中、死刑制度は在るべきなのだろうか。先進国の中で死刑制度を完全に認めてるのは実…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
☆☆☆★★
※ 1 未だに収監中の死刑囚袴田巌…いわゆる《袴田事件》に対して、真っ向と“冤罪だ!”と主張する本作品。力作です。
最近では『それでもボクはやってない』が記憶に新しい、冤罪問題に取り…