⚪概要とあらすじ
ハリウッドの人気子役のダゴタ・ファニングと名優ロバート・デ・ニーロが競演を果たしたサスペンス・スリラー。監督は『プール』のジョン・ポルソン。恐怖をあおるジョン・オットマンのスコアも秀逸。ブルネットのかつらをつけ、心を閉ざした少女になりきったダゴタの演技は必見。先の読めないストーリー展開に最後まで目が離せない。
母親を亡くし、田舎にやってきた父と娘。娘のエミリー(ダコタ・ファニング)は、チャーリーという名の友達が出来るが、その姿は父親(ロバート・デ・ニーロ)には見えなかった……。
⚪キャッチコピーとセリフ
“そこにいるのは誰?”
「チャーリーチャーリーチャーリーチャーリーチャーリー」
⚪感想
サスペンススリラー作品。
子供の頃観てずっと探していた映画がまさかの今作だったとは。
蝶々を握りつぶすシーンだけ何故か強く印象に残っていて、そのワンシーンが流れた瞬間「これだぁああ!!」とピンと来た。
まぁそうでしょうねのストーリー展開だけど、他の映画よりも切れ味と残酷さが増し増しで嫌いになれない。
ダコタ・ファニングにロバート・デ・ニーロ、ファムケ・ヤンセン、エリザベス・シューとキャストが豪華。
ダコタ・ファニング。
演技の安定感。目のパワーが凄い。
ロバート・デ・ニーロ。
ロバート・デ・ニーロが困っているのを見るとこっちまで辛くなる。娘のためにやや空回り気味で頑張るお父さん凄く良かった。
2人のえげつない演技力のお陰で面白かった。
バスタブ血まみれ、猫ちゃん、人形、子供のお絵描き、洞窟、怪しいお隣さん、保安官とサスペンスホラー増し増し良き。
別エンディングがDVDに五パターン収録されているそう。
調べてみたら面白かった。
⚪以下ネタバレ
エミリーのトラウマ具合といったらね…。母親は自殺したのかと思いきや父親が殺していたわけで、そしてチャーリー=父親だし、エリザベスや保安官が殺されるところを見かけちゃうし、キャサリンが殺されかけたのも。
最後の最後でキャサリンとエミリーの微笑ましい絵にエミリーの分裂したもう1人みたいなのが描かれていたのが怖すぎる。そりゃ心の傷で分裂しますわ。
父親も父親で奥さんに浮気されてたの可哀想。
一瞬のシーンだけど蝶々を握りつぶしたことで鱗粉が残っていて気づくシーンが今作のハイライト。
猫殺しちゃうのだけダメ。
⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
ある日、自分の母親・アリソンの自殺の現場を見てしまったエミリーは心を閉ざしてしまう。それを心配した父であり心理学者でもあるデイヴィッドは、エミリーと飼い猫のセバスチャンと一緒にニューヨーク郊外に移り住むことにする。しかし、そこでエミリーは見えない友達、チャーリーと遊ぶようになる。
友人の医師・キャサリンの助言もあり、当初は心を癒すためのイマジナリーフレンドとしてチャーリーを受け入れていたデイヴィッドだったが、惨殺されたセバスチャンを前にしてチャーリーに殺されたとエミリーが主張した時からチャーリーの話題に嫌悪感を露にするようになる。
エミリーの状態を改善しようと、デイヴィッドは近所に住む女性・エリザベスとその姪・エイミーを家に招くが、友達は要らないというエミリーは二人を拒絶する。日を改めてキャラウェイ家を訪れたエリザベスは、エミリーとのかくれんぼの最中に何者かに突き落とされて命を落とす。チャーリーが遺体を運ぶのを手伝わされた、とエミリーから聞いたデイヴィッドは、アリソンの時と酷似した形で風呂に置かれたエリザベスの遺体を発見する。
ナイフを手にしたデイヴィッドは恐怖心から近隣住民をチャーリーと思い込んで切りつけ、警察を呼ばれる。帰宅したデイヴィッドは、引っ越しから日が経つのに書斎の荷物が全く片付いていないことに気づき、そこからチャーリーは妻の浮気を目撃して解離性同一性障害を発症したデイヴィッド自身であったことと、アリソンも自ら手に掛けたことを思い出す。エミリーはチャーリーが父であることを知っていたものの、母を殺害したのがどちらの人格なのか分からなかった為に口を閉ざしており、エリザベスの件で漸くチャーリーの方が犯人であることを確信していた。
真実を知ったデイヴィッドは完全にチャーリーに支配されてしまい、通報を受けた警官を手に掛ける。エミリーはキャサリンに助けを求め、駆け付けたキャサリンは警官の銃を持ってキャラウェイ宅近くの洞窟でチャーリーを見つける。だまし討ちを受け、デイヴィッドへの呼びかけも空しく完全に殺人鬼と化した彼に追いつめられるキャサリンだったが、エミリーが気を惹いた隙を突いてチャーリーを射殺する。
後日、キャサリンに引き取られたエミリーの様子が描かれ、本作は幕を閉じる。
⚪鑑賞
木曜洋画劇場で鑑賞(08087)。
サタシネで鑑賞(吹き替え)(230710)。