ヤスマサ

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼのヤスマサのレビュー・感想・評価

3.3
郊外に引っ越した家で、父娘が不可解な出来事に襲われる恐怖を描いたサイコホラー。
妻を亡くした精神科医デビッド・キャラウェイ(ロバート・デ・ニーロ)は、母の死を目にして心を閉ざした9歳の娘エミリー(ダコタ・ファニング)の情緒不安定な言動に、不安を募らせていく。

妻アリソンの自殺を機に引っ越すところから物語は始まる。
「死」と「心の闇」が鍵だ。
エミリーに空想上の友達チャーリーが現れると、話しはグッと本筋に寄ってくる。
デビッドは、精神科医が故、エミリーの言動を静観するが、チャーリーとの遊びが徐々に陰湿で過激になっていくと、元凶は闇を抱えるエミリーにあると考え始める。
デビッドの同僚キャサリンもエミリーは深刻な病気だと伝えるため、デビッドは勿論、映画を観ている者もエミリーに疑いの目がいってしまう。
初めのうちは心霊的なものを予想させられる映画だが、オチは正直に言って想像の範囲で、愛情すら感じてしまう。
ただ、最後の最後にある意味深なシーンに、新たな疑念が浮かんでしまう、なかなか怖がらせてくれる作品。
ヤスマサ

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