すごく似てるというわけではないかもしれないけど、わたしが心を打たれた部分は万引き家族と近かったです。
映画の世界のモブ目線なんですけど、笑
「子どもに当たり屋をさせて生活してた」って、報道とかでし…
1966年に実際に起こった事件をもとに、「当たり屋」をしながら全国を漂流する家族を、少年の眼を通して描いた作品。
この作品が公開された13年ほど前に、「もはや戦後ではない」というフレーズが流行語に…
本作は「犯罪を生業とする(疑似的な)家族」をモチーフとしているので、いわば「万引家族」の先行作品。とても良かった。しかし、「万引家族」が疑似家族というものに対してある種のロマンを抱かせてくれるのに対…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
旅行でもなんでもない犯罪の逃避行によって日本の風土を見せるという、その形式が既に反体制的である。実際の当たり屋一家の事件を元に、少年の視点から物語られる。この視点があぶり出す大人の姿。ワンカットワ…
>>続きを読む「万引き家族」の先行作品の「当たり屋家族」です。
民族衣装を纏うとあんなに圧倒的正義な小山明子がこの映画だと全く正義じゃなくてすごい。真矢みきに見えたり戸田菜穂に見えたり鈴木京香に見えたりする瞬間…
日本中を転々としている父母子二人の訳アリ四人家族。
病気を理由に働こうとしない父親の代わりに母と子が当り屋の「仕事」をする事で生計を建てていた。
当時はこんな境遇の人達が少なからずいたのかなぁ・…
犯罪から現代社会を描く大島渚の傑作。実話を元に大島と田村孟が脚本を書いた。「投げる」映画だ。身体を車に投げ出す、突き飛ばす、当たり屋の物語であり、帽子や長靴や様々な物が頻繁に投げられる。よく引っ叩く…
>>続きを読む大島渚プロダクション