深緑

卓球温泉の深緑のレビュー・感想・評価

卓球温泉(1998年製作の映画)
4.0
冒頭2分位の松坂慶子による専業主婦の日常描写で謎に泣きのスイッチがオン。

峠道で牧瀬里穂に煽られるダンプ運転手役の六平直政のキレ方最高。
「現業系の役あったらとりあえず六平さんブッキングしとけ」っていう常套句。

あとは、ラリーが続いた時の「カコーン、カコーン」がとにかく心地よくて、正に音のソノリティって感じがしましたよ。

最近の邦画コメディは生活に根差したものが主で、この手のちょっと違う世界に連れていってくれる手付きのものが少なくなってきたなという印象。

そこに一抹の寂しさを覚えたりもする。
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