このレビューはネタバレを含みます
男は敬虔なカトリック信者で、友人が気に入っているバツイチ女性と話が合うものの誘惑には乗らず一夜を過ごす。
その後、一目惚れしたブロンドと仲良くなり彼女からは愛情より信条をとるのねと言われるくらい堅いイメージだった。
やがて5年が経ち男はブロンドと結婚、子どもと3人でバカンスに来たところバツイチ女性と再会、バツイチの原因がブロンドと夫との不倫だったことに男は気づく。
そして愛情より信条を優先すると言われた男は妻の後ろめたさをかき消すように、教義に背いてバツイチと寝たと嘘をつく。
その時、男が信条より愛情をとっていた。
一方で男は本当にバツイチと寝たと同等のことをしたとも思っているのではないか。寝る以上に濃密な会話を重ね、心もいっ時通い合った仲は寝た以上の関係だとも言える。