他のシリアルキラーを描いた映画に比べてあまりにも雑に見えるのは、ヘンリー・リー・ルーカスの虚言癖のせいかもしれない。
特に誰かの視点で描かれているわけでもないので、サイコパスやシリアルキラーに特に興味のない人にはよくわからない作品になっているかも知れない。
ヘンリーの生い立ちはあまりにも酷く、脳に異常をきたすには充分すぎるものではあったけれど、そこは描かれていない。
また、レクター博士の参考となったとも言われているが、粗野で知性を感じない。
オーティス・トゥールに関しては異常性しか感じない。映画よりもっと酷い。