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ヘンリーのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

ヘンリー(1986年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

想像していたより激しさは無いものの、淡々と日常の一部として殺人をしているのが恐ろしく、冒頭の次々と流れる惨殺死体のカットも印象的でした。
かといって、これだけの事をしているのに主人公ヘンリーを嫌いになり切れないのが絶妙で、クズ兄貴から妹を護ったり一家殺人シーンでもレイプは止めたりと、まともな感性も持ち合わせているのが奇妙にも思えました。
クズ兄を仲間に加えた殺人シーンも見応えがあり、特にあちこちぶっ刺してからTVを被せて感電死は迫力があり、一家殺人ビデオの凄惨さも印象的で、それを繰り返し見る二人も不気味でした。
ただラストはそんなクズ兄を無事刺殺しバラしてくれた事でなんだかスッキリし、クズだっただけによくやった!感が凄かったです。
観た後にヘンリーについてもっと調べたくなる作品でした!
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