連続殺人鬼の日常を淡々と描いた今作。
編集や音楽が素晴らしく、とても好みでした。
新しいニューシネマ感がありかっこいいなと思ってしまいました。(連続殺人鬼を前にかっこいいもクソもないが。)
反権力でも破滅的でもない。人を殺すこと以外で何か人間的に欠如してるか?と言われるとそうでもない感じすらする。(のちに共犯になるバカは対照的に普段から人間的にヤバい)
共犯に愉快犯なだけのバカを招き入れて、何がカッコよく見えたかが判明する。
ヘンリーの中には一応の美学がある。
という事である。
それがいかに邪悪なものであろうとも、美学というのはやはり人を魅了するものですね。
もちろん殺人には反対ですよ。
決して許されることではありません。