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大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオスのnori007のレビュー・感想・評価

3.6
前回見てから一周回ってもう一度みてみたら
かなりちゃんと作られていることがわかる。

ギャオスの生態系がきちんと描かれ、その弱点に対処するように作戦を練る。
基本はギャオス対人間なのだ。

ギャオスは首の骨が2本ありそれが音叉のように共鳴し超音波を発生する。
口から発射する超音波メスはあらゆるものをカットする。

ガメラの手足、戦闘機、クルマ。
クルマは半分に切れた車体で移動しようとするのがちょっと笑った。

人肉を食い、指が切断されても再生能力に優れている。
しかし火や日光に弱い。まるで吸血鬼のような生態だ。

こうしたきちんとした設定が平成ガメラにも登場する唯一の昭和怪獣となったのではなかろうか。
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2015/09/19 01:13
大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967年製作の映画)
3.0
昭和ガメラは、ほとんど見ていなかったのだけど好敵手である対ギャオスは見ておくべきかと視聴。話は高度成長期ならではの高速道路建設が原因で怪獣が出現してしまうのだけどそういった政治的な話かと思いきや、やたらと子供に日和った話になってしまっているのが今見るととても残念。
ギャオスは名古屋城や新幹線を破壊する場面があるのだが、それもモスラシリーズの物と比べると見劣りしてしまう。というかストーリー、特撮、演出、全てにおいて東宝ゴジラよりも劣ってみえてしまう。
ただ、わりといい話に落ち着くし、これが後の平成ガメラにつながっていくと考えるとやはり重要な作品だったと思う。
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