このレビューはネタバレを含みます
紀子3部作を鑑賞してからすっかり小津に魅せられたワタクシです。
「結婚」を切り口に人を描く小津映画。なんで毎回同じ切り口で違う面白さがあるの???本作は母と娘が主人公で、女性のための作品だった。歳を重ねても繰り返し観たい。
勘違いおせっかいおぢ3人衆に、私たち視聴者は辟易とするところから映画は始まる。美人ってもちろん得だけれど本当にそれに上回る苦労をするんだなぁ…
夫に先立たれ、娘を嫁に送る母の想い。喜びと寂しさ。
そしてある意味のびのびと育った娘に、女性の生き方の自由さを感じた。なにより女の友情もアツい。