いい女ほど男の誘いをかわすのが得意だ。
決して拒否はしないのだが、にこやかに相槌を打ちながらも「それじゃぁ」と、うまいタイミングで抜け出す。
この映画の原節子＆司葉子母娘は正にそんな感じだ。
母娘の絆を描きながら、女性に翻弄される3人のおじさんの姿を描いた作品。
自然な会話劇を中心とした丁寧な作りが没入感を生み、男たちの下衆な会話や滑稽さに思わず笑いがでる。なんだか喜劇のお手本みたいな作品だ。
そしてこの映画ではなんといっても岡田茉莉子のチャキチャキな魅力が冴え渡っていた！
なんすかこのオヤジキラーは。可愛すぎでしょ。
