このレビューはネタバレを含みます
ウブでお人好しの誠人と不思議ちゃんの静流の空気感がなんともクセになる、すこし北欧的で柔らかい2人の恋の物語。
世界観は素敵だけれど、気になる点はある。
誠人の学生仲間たちとの件が、本当に友達かよと疑ってしまうくらいカラオケのイメージビデオのように浅くて安っぽかった。
静流との距離感を表す大切なシーンでもあるためなかなか致命的に思えた。
最後の静流の個展で誠人が涙するシーンはややフラッシュバックが多くて、そこまで丁寧に回想せずとも観てる側は充分理解してるのになと、やや感動を削がれてしまった。
それでもやっぱり物語や主題歌、宮崎あおいの静流は魅力的でまた観たいと思える作品。
玉木宏と宮崎あおいの画はいま観てもただただ美しかった。