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ただ、君を愛してるのaeuのネタバレレビュー・内容・結末

ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます


静流の少女から女性への成長の振り幅よ... 宮﨑あおいちゃん凄い...

実は観るまで再鑑賞である事を忘れていたんですね←
内容もなんとなくに満たない程しか覚えていなくて。

その上で、これはもしかしたら、2度観た方が味が出るタイプの作品かもしれないですね。
内容や結末を知った上で観た方が、いろんな事や描写が切なくて泣けるタイプの。
私は2度目だったのに初見みたいな気持ちで観てしまったからあれなんですけど。

そのほうが静流寄りで観られて心が揺さぶられるような気がする。


どうにも私には静流があまりに真っ直ぐすぎて、入り込めなかった部分があり...
こういうタイプのコに壁を作ってしまう私的な感情が邪魔をしてしまった← あまりに真っ直ぐで、自分はこうはなれなくて、劣等感が止まらなくなってしまうような。
でも実は凄く空気とか人の気持ちを読めるコだから、そうやって作られた壁に人一倍傷付いてしまったりする、そういうのが最近になって解ってきた。


余談はさておき、この作品は中盤くらいまでは、なんとなく好みの合う合わないはあるんでは無いかなと思う。

でも終盤の盛り返しが凄く素敵なので、終わり良ければ全て良し!!

ラスト18分間、個展シーンからが最高に良かった。
写真たちはどれも素敵だし、大人の女性になった静流の姿も本当に魅力的。

『あたし、あたしに生まれてきてよかった。
 他の誰でもない、あたしに生まれてきてよかった。』

この台詞は泣けたな。本当に良かったねって思った。
そう思える出逢いがあって、そう思える人生で良かった。
それはきっと紛う事なく最幸なこと。

主題歌の『恋愛写真』の歌詞もまた良い。

それにしても、写真って、いいよね。
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