ゆみモン

河のほとりでのゆみモンのレビュー・感想・評価

河のほとりで(1962年製作の映画)
3.8
石坂洋次郎原作で、若き日の加山雄三、星由里子のカップルが主演で、淡島千景、草笛光子、乙羽信子、池内淳子…ら上品で豪華な女優陣が出演、とくれば、爽やかな青春映画かと思いきや…。
いい意味で裏切られた。
若い二人のそれぞれの母親が、同じ男を奪い合ったり、同性愛的な友情で結ばれていたり…けっこうドロドロしている過去が絡んでいくのに、何故か嫌らしい感じはしない。
むしろ、あっけらかんとしている。
台詞の時代性によるキチンとした感じによるものだろうか?

男女の恋愛観、結婚観や貞操観念などは、時代により多少は変化するだろうが、結局は個々人の性格や主義かもしれないと思った。

タイトルの意味するものは何だろう?