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青い乳房のtのレビュー・感想・評価

青い乳房(1958年製作の映画)
3.8
錯綜気味で反応に困る脚本と感情移入不可なキャラ作りだが、全く尋常でない画面と演出に痺れる。
渡辺美佐子が画廊で卒倒するシーン、小林旭が海岸で急に走るシーン、随所に挟まれる意図不明なカメラの動きなど違和感バリバリ。誰が強姦したとかどうでもいい…
約60年前の池袋の街(「文芸坐」の看板が見える)、ナイトクラブの回転するステージ、不良グループ内の男女関係…当時の風俗観察としても楽しめる。アキラと稲垣さんの踏切のくだり良かった。
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