星降る夜にあの場所で

墓場なき野郎どもの星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

墓場なき野郎ども(1960年製作の映画)
4.3
HDD→BD-Rのさなかにふと…【1】

「いぬ」
「ギャング」
「サムライ」
「仁義」
「リスボン特急」
大好きな作品ばかりであるが、
もしかすると米や仏の名作ノワール以上に
この「墓場なき野郎ども」が上記の5作品の誕生に影響しているのではないかという気がする。
手法に関しては両監督それぞれの個性があるが、後期のメルヴィル(絶賛していたのもうなずける)臭がムンムンにたちこめている。
ソーテの作品群の中でもこれだけ異質なんですよね~
メルヴィルファンは是非一度☆
ところで、メルヴィルという名前が出て、本作でも情深い若者役で出演しているベルモンドときたら
ファン待望の一品がありますよね。
何度か上映されている「この手紙を読むときは」「ギャング」もVHSやセットDVDの一つとはいえ、辛うじて劇場鑑賞が叶わない方々でも楽しめる状況ではあるが、
「フェルショー家の長男」だけは、私が物心ついてからはたった一度上映されただけなように思う。
本国仏でさえ2007年、米でもやっと2012年にDVD化。
この作品もいくつかの円盤販売会社にお願い中(笑)