よりとも

アポロ13のよりとものレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
4.4
「オデッセイ」を父に貸した後、「アポロ13」も見てみーと言われて借りに行きました。有名な人類初の月面着陸をしたアポロ11号の2号後のフィクションかとずっと思っていましたが、見終わったら結構感動的で、思わずウィキペディアで調べたところ、なんとノンフィクション。つまり実話だということを見終わった後で知りました。アポロ13号の乗組員から、起きた爆発事故まで、正確に再現されているので、純粋なノンフィクションと言って良いです。実話であれだけドラマチックで奇跡的な事件があったと考えると、高評価つけずには入られませんでした。
個人的には「オデッセイ」より分かりやすくかつ、感動的で好きです。

昔トリビアの泉で、「月面着陸したアポロ11号のコンピュータの性能はファミコン以下」というのをやってました。それを思い出すと、昔の人のチャレンジ精神には脱帽です。以下あらすじ


1970年アメリカでアポロ13号への搭乗が予定されているジム・ラヴェル船長(トム・ハンクス)と他2名の乗組員は人類3度目の月面着陸に向けて準備を進める。

アポロ13号はロケットで打ち上げられ、無事に成功。しかし、世間は3度目となった月着陸に対してすでに飽きており、クルーの情熱とは裏腹に大して注目されていなかったのである。

その後アポロ13号は月までもう少しのところまで航行する。ここでヒューストンの指示通りに、酸素攪拌スイッチを入れた途端に大きな爆発音がし、機体は激しく揺れる。大量の警告ランプが鳴り、酸素残量の計器が見る見る間に減っていく。爆発直後の段階では月面着陸を諦めていなかった一同だが、事態の深刻さを把握したヒューストンは、月面着陸を捨て、命と無事地球への帰還を指示する。
しかし、それは過去にないことはもちろん、想定の範囲外であり、不可能に近かった。
NASAでは専門家から各部の設計者や作業員まですべての関係者を召集し対策を練っていた。議論の結果、アポロ13号は月の周りを一周し、その勢いを利用して地球に帰還する「自由帰還軌道」をとる事が決まる。地球ではこの緊急事態にマスコミが手の平を返して大注目する。
そんな中、二酸化炭素の限界量や軌道の補正を手動でやる等数々の問題が発生する。アポロ13号は無事地球に帰還できるだろうか…

◯良かった点
・史実に忠実に沿っているところ「輝かしい失敗」という言葉に集約されていた
・カメラワーク、映像技術が20年前とは感じさせない。無重力はCGではなくて、飛行機から600回落下して撮影したものらしい。
・しっかりと登場人物の人間模様が描かれていた
・乗組員、NASAの人の必死さと技術力がすごかった

△気になるところ
・前半30分が長く感じる。でも実話と知ったらまぁ納得。


見終わった後、アポロ11号の陰に隠れた逸話を知れたことに感動しました。アポロ18号を最後にアポロ計画は終了しますが、宇宙へのロマンは潰えぬものですね。
よりとも

よりとも