RyoS

悪魔のいけにえのRyoSのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
3.6
家の周りの草っぱの追っかけっこシーン、文字通り追っかけっこしてて文字通り草。

レザーフェイスの最初の登場シーンのてきぱきとした感じ好き。やっぱ悪役はこうでなくっちゃ!

主人公がいつまでも叫び声上げてて叫ぶしか無いんかってちょっと思ってしまったけど、その絶叫は凄まじかった。あとは緑色の目のどアップ。

でもやっぱりこの手のホラーはわざわざ怪しげな場所に行って痛い目に遭う系の話が多く(そのきっかけがこれなのかもしれないが)、怪しげな場所に行かなければ怖くないし、まして世界中どこでもWiFiが繋がる現在においてはもう映画館を出たあとに映画の怖さが日常に潜むなんてことはないのである。その点ヒッチコックの作品、例えば『サイコ』は浴室のシャワーという誰しも一日一回は通る状況で、『裏窓』はお隣さんという多くの人にとって存在する状況なように、映画のドキドキが日常まで侵食する強さを持っているんだなと感じさせる。
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