ごはん

悪魔のいけにえのごはんのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
5.0
チェーンソーで襲ってくるキャラの元祖?
ジャンル問わずいろんなエンタメに影響を与えてる事がわかる作品だった。

怖さはあるけど、血飛沫もグロも少なめで、逃げ切れるか?殺されるか?のドキドキを堪能できる作品。
夜1人でトイレ行けなくなるような怖さの作品ではなかった(一安心)

ホラー作品では圧倒的に不利な車椅子の男はどう活躍するのかと思ったら、意外な活躍はなくあっさりと…かわいそうではあるけどあのグループ内のちょっとお荷物的なポジションキャラでそれ以上でも以下でもなかったのかな?
というか車椅子の男に限らず基本的に男はめっちゃあっさりやられる。やたらとナイフにこだわりを持ってたけど、これと言ってキーアイテムになるわけじゃなくなんだったんだ。
あと内容は覚えてないけど雑誌の占いの内容はちゃんと暗示になってたのかな??

今回のメイン殺人鬼であるレザーフェイスの初登場の場面と勢いとあっさりさ!
本作でのはじめの被害者はまるでゲームの初見殺しトラップ引っかかったくらいの感じですっ転んで、はいゲームオーバーって感じ。
転んでレザーフェイス登場、捕獲、鉄扉閉める!までの手際というかテンポの良さは見どころだと思う!(扉閉める勢いもまたいいかんじ!)

レザーフェイスがチェーンソーを構えながら走ってくる怖さ(意外と足早い!)と同時にちゃんとチェーンソーで邪魔な木の枝切りながら来るのがなんか良かった。本来の使い方もするのね。
そんであんなにデカいのに兄には逆らえない幼い感じがまた不気味な感じ。

サリー完全に逃げ場失った!終わった!と思ってたら予想外のワイルドな脱出してそこにも驚き!しかも2回も!!

家の中だと人の顔の皮膚で作ったランプシェードがぼんやりとしてて明かりとしてはなかなか洒落てるのがなんとも…


主人公側は事故に巻き込まれるくらいの感じで、殺人鬼に目をつけられなんの理由もなく理不尽に殺されるわけだけど、ラストはまさに交通事故的に終わりを迎えるのがなんともいい感じでした。
そしてチェーンソーダンスが妙な哀愁感があって良い。(危ないからやめて)

っていうかラストはダンプ乗ってそのまま発進じゃダメだったかな?加速遅いからダメか。


現代だとご近所さんの素性も下手したら男が住んでるのか女が住んでるのかもわからない事もあるわけで、チェーンソーぶん回さなくても、思いもよらないところで殺人鬼がいるかもしれない…そんな怖さもある気がする作品でした。


チェーンソーって怖いよな…って言うか電動工具って怖いよな…
ごはん

ごはん