おばけシューター

悪魔のいけにえのおばけシューターのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
3.8
レザーフェイスシリーズ最初の作品で、エルム街の悪夢や13日の金曜日よりも昔の映画。

74年と何十年も前の映画かつスプラッターであるのに抽象的な映像でのオープニング、アップにされる剥製や女優の恐怖に歪む画、無敵に描かれることの多い殺人鬼が「何でこんなに来訪者が多いんだ…!」と悩んでるようなカット(ここで映る歯がハッチンソン歯で、産まれながらの梅毒である事をしっかり描いている)や親に怒られてシュンとするシーンを入れたりと、意外に挑戦的。

特に有名なラストシーンの、狂ったように笑う血塗れの生存者、美しすぎる日の出をバックに狂ったようにチェーンソーを振り回し踊るレザーフェイスのシークエンスだけで見る価値十分。ただのスプラッターでは無いです。