おこのみやき

1999年の夏休みのおこのみやきのレビュー・感想・評価

1999年の夏休み(1988年製作の映画)
4.3
少年たちを少女たちが演じる意欲的な作品。

光、構図の完成度が高く、湿度が感じられる美しい映像になっている。学期が終わり、夏休みに入っていく瞬間、寮から生徒がいなくなっていく様子を声と映像だけで表現するシーンには驚いた。

また、衣装(制服)が工夫されており、一人一人すこし違っていたり、洗練されている。

短髪の深津絵里(則夫)も良いが、私は中野みゆきの直人派。高山みなみのアテレコも良い。豪華。

セリフの妙がもっと光るよう、音響が改善されるととても良くなると思うのだが。