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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗のkojikojiのレビュー・感想・評価

3.5
1966年 イタリア 監督:
● クリント・イーストウッド(プロンデイ)
●リー・ヴァン・クリフ(エンジェル)
●イーライ・ウォラック(テュコ)

 クリント・イーストウッドとリーヴァン・クリフが主演ということで、「続夕陽のガンマン」と題名はなっているが、話は全く関係ない。
本来の題名は「善玉、悪玉、卑劣漢」だ。

 そうは言っても、ラスト近くのクリント・イーストウッドのスタイルは前作と同じだし、流れるエンニオ・モリコーネの音楽の曲調はほとんど前作と変わらないから、ファンとしては裏切られた気持ちにはならない。それより、ときめくぐらいだ。

 南北戦争の真っ只中。
 南軍に加わった男が20万ドルを隠して死んだ。隠した場所とその「ありか」を知るブロンディにテュコに元々その男を追っていたエンゼェルが加わり、三つ巴の争奪戦が始まる。三人は裏切り、出し抜き、共闘の末20万ドルの隠し場所にたどり着く。誰が20万ドルを手に入れるか。

 これまで観た時は、イーライ・ウォラックが嫌だったが、今回は彼の頑張りが良い味出してるなぁと思うようになった。年を取ると映画の印象も変わるものだ。

 途中、中だるみもあるが、最後は最高の決闘シーンが待っていて、ファンしては溜飲が下がる思い。言うことなしだ。

#2022-298
死ぬまでに観たい映画マイベスト1000-111
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