ちゃんたけ

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗のちゃんたけのレビュー・感想・評価

4.5
1, 荒野•馬•決闘+音楽。どれも一級品。40過ぎてから、セルジオ•レオーネ(監督)とエンニオ•モリコーネ(音楽)のコンビにに出会えて良かった!若い時分に観ていたら、この良さがあまり分からなかったかもなぁ。

2, <卑劣漢のテュコ>が、神父の兄と大喧嘩して、そのまま馬車に飛び乗り修道院を後にするシーン。今し方、兄と殴り合いの喧嘩をしてきたにも関わらず、<善玉のブロンディ>に対して、兄の悪口は一切言わずにむしろ兄の自慢話ばかりをしている。
そんなテュコの強がりを見抜いてか、ブロンディは咥えていた葉巻を優しくテュコに譲って、荒野の旅は再開する。このシーンがカッコ良すぎてしびれた。江戸前気質に通じるものがある。観ていて、思わずニヤリ。

3, 死ぬ間際の南軍の兵士に見せた、ブロンディの態度。もっともらしい大義の名の下に死んでいく若い兵士への、労りと憐れみの両方の感情が絡まった素晴らしい演技だった。観ていて、やるせない感情が込み上げて来て、監督の戦争に対するメッセージがひしひしと伝わってくるシーンだった。

4, 最後の決闘シーン。三つ巴の闘いは、メキシカン•スタンドオフと言うんだそうだ。最高にカッコ良い。
ちゃんたけ

ちゃんたけ