【2016年劇場鑑賞作品81作目】
午前十時の映画祭7(5)
電車の乗り遅れと遅延でオープニングの途中から.°(ಗдಗ。)°.
スクリーンいっぱいに広がる汚れたおじさんのアップ。何か懐かしさ溢れる。マカロニウェスタンは子供の時に何度かテレビ放映で観てたけど、どの作品だったかなんて覚えおらず。今作を観ていても見覚えのあるシーンもチラホラ。ほぼ色んな作品が私の中でごっちゃになっている事然り。壮大な引きのシーンや人物のアップ、1つのシーンを昨今の映画みたいに短くカットせず、ゆったり見せてくれるのが心地よくて、あまり上映時間が長いと感じなかった。
タランティーノが影響されたと思われる処が随所にあり、それを感じる事も幸せだったり。the uglyトゥーコ(この名前は即座にブレイキング・バッドを思い出す)の喋りや台詞を聞いてるとThe Hateful Eightのメキシカン・ボブを思い出さずにはいられなかった。
そしてエンニオ・モリコーネの素晴らしい音楽を堪能!カッコ良すぎて最近このサントラがヘビロテ中。
the goodとされていたイーストウッドが、全然善玉じゃないし、寧ろトゥーコが愛らしくて、しかも最後に私の気持ちも代弁してくれたのでスッキリした。
やっぱり私の中でイーストウッドはいけ好かないや。でもこの作品、劇場で観ることが出来て大満足!