ヨミ

ギルダのヨミのネタバレレビュー・内容・結末

ギルダ(1946年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

『ギルダ』の映像を初めて観たのは小学生のとき、マイケル・ジャクソン最後のライブ(のリハ)映画である『THIS IS IT』の”Smooth Criminal”で『ギルダ』終盤のシーンが引用されていたところ。
そこで流れていた"Put the Blame on Mame"がなんとなく頭にこびりついていた。

話の筋としてはまあ70年以上前の映画なので納得できないところも仕方ないのかなと思う。ジョニーの態度がわけわからなさすぎるので……。
ジョニーと話したマンスンの身体が完全に影で満ちるところ、マンスンが嫉妬に塗れたところとか、そもそもダークな人間なところとかをやっているのかな。
いわゆる「ファム・ファタール」なのだろうが、男の支配下に置かれた悲しさに満ちている。その中で必死に奔放に生きようとするも、結局は「ジョニーの愛」に囚われている。

「運命を自力で開く」と言い張ったマンスンが、結局は一介の従業員であったピオの(文字通り)横槍で倒れるという皮肉。運命は主人公に味方した。
ヨミ

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