津軽系こけし

続・荒野の用心棒の津軽系こけしのレビュー・感想・評価

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)
3.6
愛が離してくれねぇのさ


【ジャンゴ、ジャンゴ、ジャンゴ】

🟫「続・荒野の用心棒」と、続編を思わせるタイトルをしておりますが、全然続編でもないし、なんなら「荒野の用心棒」となんの関係もありません。

配給会社おなじみの理不尽邦題イズムが生んだ不憫の産物なのです。

🟨シナリオはよく観るお話ですよ。流れ者の早撃ちガンマンが勢力対立の激しい宿場町でクールに無双してゆく西部劇映画です。時代を超えた凄みはありませんが、タランティーノ映画との類似点が見えたり、後世の作家たちに影響を与えているのはよく分かりました。

アクションではショットの荒々しさが煌めき、強奪シーンにも素晴らしい緊張がありました。しかしどうしても古臭さが拭いきれません。そのため「”おきまり”を楽しむための映画」程度に魅力が留まっている印象です。

【耳あるやんなまとめ】

🤠切った耳が再生してたり、7発撃っちゃってたり、いろいろツッコミどころはありますが、慎ましく愛嬌として受け取ることにしましょう。

そして久しぶりに「夕陽のガンマン」観たくなったぞい
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