おっとりした予備校教師の野呂は度重なる不運に見舞われても生き抜こうとする。理念や願望と反する現実にも耐える。メーデーに参加するのは害悪だと職場が仕打ちする掟ならば、いずれこの社会は没落するのだろう。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
当時の世相を反映させた風刺コメディらしいのだけど、もちろん50年代の事なんてわからないので、何ひとつ面白味はなかった。
銀幕でのコーちゃんを拝めたのでそれだけで満足です。
宝塚在団中の八千草薫はポ…
越路吹雪のコメディエンヌっぷりに比べると、伊藤雄之助特有の演技というか、顔というか、存在というか、がこの映画には重いように感じる。
だから、後半にかけて、伊藤雄之助演じる野呂の不憫さが際立って、笑え…
市川崑監督の才気が自分は苦手なのだと気づかされた作品。1953年当時を批判した鋭いブラックユーモアも、豪華なキャストの怪演も今見ると笑えないのが苦しい。
そしてなにより、真面目な伊藤雄之助が世相に…
伊藤雄之助、ボケーっとした顔が役によくあってます。社会風刺コメディで筋がなんかあるわけでもないので、断片を楽しみます。越路吹雪はコメディぴったりすな。「ぼんち」も印象的でしたからもっとみたいんですが…
>>続きを読む