リズム感の鬼。交番の三段オチに「まあ結構なこと」の畳み掛けが心地よい。カン子を職場で見つけて伊藤雄之助が一安心したら、次にはもう家に帰っている省略も素晴らしい。そうしたリズム感、スピード感に翻弄され…
>>続きを読む市川崑監督の才気が自分は苦手なのだと気づかされた作品。1953年当時を批判した鋭いブラックユーモアも、豪華なキャストの怪演も今見ると笑えないのが苦しい。
そしてなにより、真面目な伊藤雄之助が世相に…
【市川崑特集① 七十年経っても人間やってることは変わらない】
溝口、小津、成瀬と日本を代表する監督を連チャンで観てきたが、今回からは市川崑監督を集中的に。
特に脚本家である奥さん・和田夏十さんと…
クマでないプーサン!笑笑
でも、これが面白い^_^
新聞の4コマ風刺漫画がもとらしく、細かなエピソードで笑いや皮肉を繋いでいったよう。とにかく可笑しなシーンがいっぱい入ってて楽しい。でも、ちょっ…
日本映画をけなすことが、けっこうある。
ぜんたいとして嫌いと言えるかもしれない。
わたしならずとも、人様のベストムービーをざくっと見渡して、日本映画を挙げている人なんて、数えるほどしかいない。
だ…
敗戦を迎え、民主主義に舵を切る中で色々な人や価値観、或いは風潮みたいなものが出てきたのだろうね。戦後の日本の姿を、そこに生きるなんでもない人々を通して面白おかしく風刺している。
と言っても、195…
ヒヤシンス ご飯美味しそうに食べてる
デモと暴力の荒れてる撮り方 札束と税金、自動車の漫画ショット
気が狂えば楽なのに キャベツ ヒビ割れ
ルンペン インテリ 政治家 警察 形だけ 虚栄 肩書 信念…
四十過ぎやや不健康で明日食う米をも心配しなければならない野呂さんに、容赦なく降り注ぐ星まわりの悪さには常に頭を抱えたが、カン子という小さな灯りを糧に生き、静かに突き動かされる姿には清々しく思った 頑…
>>続きを読む市川崑初期の珍しい社会風刺劇。四コマ漫画が原作とあってか話がブツ切り気味だったので最初は物語(?)に入れなくて苦戦した。伊藤雄之助演じる主人公のうだつの上がらなさは何か彼にピタッとはまっていた。自分…
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